弁護士堀鉄平の交渉の奥義! 「攻撃は最大の防御!」の真髄。その1
攻防とは、表裏一体である。
さて、本日は、「攻撃は最大の防御である!」
ということをご紹介したいと思います。
我々格闘家も、格闘技の技術を覚えたての頃は、
攻撃は攻撃、防御は防御と分けて学ぼうとしますが、
技術が熟達するにつれ、攻防は表裏一体であると気付くことになります。
例えば、対戦相手の顔面にパンチの連打をまとめようとすれば、
相手は当然ガードを上げてディフェンスしてきます。
これは一見、私が攻撃して、
相手が防御しているだけのように見えますが、
実は、私は、相手の強烈な打撃を封じるために
ガードさせているだけであって(私がパンチを打っている間は、
相手はガードせざるを得ず、相手は私に攻撃できません)、
パンチの連打でKOするつもりなどなく、
私の方こそ防御しているのです。
もちろん、私がそのようなパンチを
ずっと相手のガードの上から打ち続けても疲れてしまいすので、
タイミングよくパンチを止めて、
怒った相手が打ち返してきたところを、
カウンターのタックルでテイクダウン(相手を寝かせる)
を取るということはいつも通りです。
このように、パンチ力のある相手に対しては、
こちらのガードを固めて近づいていくよりも、
逆に、こちらからパンチを繰り出して近づいていったほうが、
うまくディフェンスしながら距離を縮めることができるのであって、
まさに「攻撃は最大の防御である!」ということができます。
(その2に続きます!)